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こんにちは、筆者のParaibaです。
この記事は相模原から山中湖へと続く国道413号、通称「道志みち」をロードバイクで走るポイントをまとめたページです。
相模湖からほど近い地点からスタートし、アップダウンを繰り返し途中「山伏峠」を越え山梨県の山中湖へ抜けるこの道。途中には16kmにわたり信号のない区間があることからサイクリストには人気のコースです。
東京オリンピックのコースにも採用されたこの道の基本情報や注意点をまとめたのでぜひライドの参考にご活用ください。
この記事の情報は上記の更新日時時点のものであるため、実際に行かれる際は最新の道路情報・道の駅等の営業状況・日没時刻等をお調べの上でのライドをお願いします。
基本情報
後述する「詳しく解説」のエリアごとに色を分けています
走行距離 | 42.9km |
獲得標高 | 1,254m |
予想タイム | 3時間50分(平均速度15km/h・昼休憩1時間 と仮定) |
- アップダウンのある道でサイクリング・トレーニングに最適
- ゴールには山中湖・富士山があり達成感は抜群!
- 途中に道の駅があり補給・休憩もばっちり
- 途中離脱が難しいのでパンク等のトラブル対策は入念に
この先はアクセスや補給ポイントなどの基本情報・注意点を説明したのちにコース解説へと進みます。
アクセス
- 起点「青山交差点」まで
-
JR中央本線「相模湖駅」から8.1km GoogleMapでルート確認
最寄りインターは圏央道「相模原IC」または中央道「相模湖IC」
・駐車場は相模湖駅周辺に複数あります。 - 終点「平野交差点」から
-
富士急行線「富士山駅」まで15.2km GoogleMapでルート確認
最寄りインターは東富士五湖道路「山中湖IC」または中央自動車道「河口湖IC」
※中央道でお帰りの方は多少遠くとも「河口湖IC」まで行く方が380円ほどの節約になるためオススメです。
補給ポイント
スタート地点の「青山交差点」まではどちら方面からも道中にコンビニ等があるためスタートまでの補給は心配ありません。
スタートしてから6.4km地点にセブンイレブンがあります。次のメインの補給地点 「道の駅どうし」までは23km(30km地点)あるためここで休息・補給を済ませましょう。
「道の駅どうし」はお手洗いや自販機の他に、レストランや軽食の店頭販売もあるため峠越えの前の休憩にちょうど良い場所です。この先は峠を越えたあと終点付近までコンビニはありません。
道中は自販機や飲食店が点在しているため補給に困ることはないでしょう。
道路状況
ほぼ全線にわたって片側2車線の道路なためロードバイクの通行には支障ありません。舗装も山間の道ですが荒れている所も少なく快適に走行できます。(神奈川県区間の一部には道幅の狭い箇所があり、舗装も少し荒れ気味なため注意)
サイクルサポートステーション
道志道の通る道志村では「道志みちサイクルサポートステーション」という取り組みが行われています。
道志道の沿道の施設でのサイクルラックの設置や休憩場所・お手洗いの提供、空気ポンプや自転車用工具の貸し出しを村の事業として行っているもので、参加施設は36ヶ所に及びます。
この事業はサイクリストが多く通るこの地域のおもてなしとして行われています。訪れた際はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
注意点
交通量
この道は国道であり、神奈川県から山梨県に抜ける数少ない道路であるため交通量は多めです。バイクなどのツーリングの車両や、物流のトラックや路線バスなどの大型車両も多く通るため通行には注意が必要です。
日没時刻・冬季の凍結
この道は谷間にあるため日没時刻よりも早く暗くなります。山道には街灯が少ない所も多いため、ナイトライドの予定がない限り早めの帰宅が必要です。
またこの道は最高標高1,141mの高地にあるため冬季は積雪や路面の凍結があります。交通情報や道路状況を事前に確認の上でライドに向かいましょう。
トンネル
トンネルが複数あるため前後のライトの携行は必須です。
途中離脱の経路
この道は山間にあり、最寄りの駅もスタート・ゴール地点付近以外にはありません。
28.6km地点の交差点から南に進むと都留市にある駅に着きますが、経路が15km以上ある峠道なためアクセスは容易ではありません。トラブル時の撤退が難しいコースなため注意が必要です。
路肩など
交通量が多い割には路肩はそこまで広くはありません。民家のない山間の区間には曲がりくねった道が多くアップダウンもあるため、下り坂での速度の出しすぎによる対向車線へのはみだしや転倒には気を付けて下さい。
また前述の通り大型車両の通行も多いため、時には道路端に寄って後続車両をやり過ごすことも必要です。
詳しく解説
夏と冬の写真が混じってますが気にしないでください
スタート~青根交差点(12km地点)
今回は相模湖駅から自転車で8kmほどの「青山交差点」からスタートします
ここから11km地点までは上り基調の道が続きます。
スタートしてすぐは軽いアップダウンはあるものの平坦な住宅地を抜けていきます。
6km地点でコンビニに着きます、この先は道の駅どうしまで23kmの間自販機と個人の飲食店以外は補給地点はないため休憩と補給を済ませておきましょう。
コンビニを抜けると山道らしくなってきます。斜度は緩めなので気持ちよく走れると思います。
10km地点で斜度10%の道が現れます。1km先にこの坂の頂上があるのでそこまで頑張りましょう。
途中にはトンネルが2つあります。
道志みちの神奈川県内最高地点に着きました。この先には道が狭い場所があるので後続の車に注意してください。
この先は山梨県との県境まで下り道になります。
12km地点で「青根交差点」に着きました。ここからは16km先まで信号のない区間に入ります。
青根交差点~道の駅どうし(30km地点)
坂を下り道志川にかかる「両国橋」を渡ると山梨県に入り、山伏峠まで上り基調の道になります。
ヘアピンカーブを登ると道志川沿いにアップダウンのある道を進みます。
所々斜度が10%ほどある坂も現れますが基本緩やかな坂道を登る道になります。
途中湧き水がありますが下り坂の反対車線にあるため見逃しやすいので注意してください。
途中に大室山へと向かう吊り橋がありました、この橋のたもとには公衆トイレと自販機があるので小休憩にちょうどよい場所です。
道志村役場が見えたら道の駅まではあと6kmほどです。
道の駅どうしに着きました。ここでは地元野菜を使ったレストランや軽食の店頭販売もあり、ツーリング客にも人気の施設です。サイクルラックは多く設置されており駐輪に困る心配はありません。
ここを過ぎると山伏峠のヒルクライム区間に入ります。
山伏峠~ゴール
道の駅の信号から「山伏峠」に入ります。(峠の情報はstravaを参考にします)
- 距離
-
9.05km
- 平均勾配
-
4.6%
- 標高差
-
427m
峠の前半は比較的ゆるやかな斜度が続くが、後半になるにつれ斜度がきつくなり8%を越える場所も出てきます。
道中は先の見通せないカーブが続きゴールが見えないので精神的にしんどくなりますが、初心者にも登り切れる長さと斜度なのでマイペースに登っていけば大丈夫なはずです。
道中にはカップ麺やスナック菓子を販売している無人商店がありました。近くのキャンプ場の利用者向けのお店だと思いますが、お湯も使えるので道の駅が開いていないときに重宝します。
温度計のあるヘアピンカーブが見えたら頂上までもう少し。
トンネルが見えたらゴールです。トレーニングで来ている方はここで引き返す人も多いです。
トンネルを抜けると山中湖村に入ります。ここからは山中湖までの下り坂になります。
途中で富士山が見えてきました。道中にも見える箇所はありましたがその時よりも格段に大きく見えます。
この日は3月の比較的暖かい日でしたが、雪景色の富士山がきれいに見えました。
ゴール付近にコンビニが2件あり、「平野交差点」に着いたらゴールです。お疲れ様でした。
帰路・寄り道など
帰路
引き返して帰る
平野交差点から引き返して帰る場合は距離は86kmほどになります。(山伏峠頂上で引き返すと77kmほど)
帰りは下り基調になり、山伏峠も4kmほど登れば頂上に着くため行きより楽に走れると思います。
終点の最寄り駅で帰る
終点の最寄り駅は富士急行線の「富士山駅」になります。Google Mapでルート確認
駅までは15kmほどありますが、山中湖の湖畔を進んだあとは下り坂になるのでそこまで時間もかからずに向かえると思います。
山中湖湖畔は一般道とサイクルロードが並行しています。車を気にしなくてよいサイクルロードがおすすめなのですが、歩行者も使う道なので通行には気を付けてください。
寄り道スポット
ゴールして時間があるならば三国峠の途中にある「パノラマ台」に寄るのがおすすめです。Google Mapでルート確認
展望台まで100mほど坂を登りますが、富士山と山中湖を一望できる人気のスポットです。
駐車場はありますが、自分が行ったときはサイクルラックが無かったので駐輪場所には注意しましょう。
グルメ
山中湖や河口湖周辺のグルメと言えば甲州名物ほうとうですが、個人的におすすめなのは「吉田のうどん」です。
讃岐や三沢うどんとは違う、硬くて歯ごたえのある独特なうどんの食感をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
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