ロードバイクで「三浦半島一周」!コースや観光スポットを解説します。

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こんにちは、筆者のParaibaです。

今回紹介するのは、サイクリストの間で通称「ミウライチ」と呼ばれている、神奈川県の三浦半島を一周するコース!

このコースは全長約79kmと一周系のライドの中では比較的短く、また観光スポットやグルメも充実しているためサイクリング初心者からベテランまで幅広く楽しめるコースになっています

このページで紹介するのは逗子駅から時計回りで走るコースになります。基本情報や注意点をまとめたのでぜひライドの参考にご活用ください。

この記事の情報は上記の更新日時時点のものになります。実際に行かれる際は施設の営業時間や最新の道路情報・日没時刻等をお調べの上でのライドをお願いします。

目次

基本情報

後述する「詳しく解説」のエリアごとに色を分けています

※コンビニなどのマーカー(POI)が邪魔な方は「地図マーカー無しver.」タブを選択して下さい。

走行距離79.5km
獲得標高707m
予想タイム5時間20分(平均速度15km/h と仮定)
この道のポイント
  • 海沿いを走るため景色が最高!
  • 海鮮丼やカフェなどグルメライドにも最適
  • 利用できる駅が多いので体力に応じてコースを選びやすい
  • 途中でヒルクライムコースにも立ち寄れる
  • 一部交通量が多い道を走ります

この先はアクセスや補給ポイントなどの基本情報注意点を説明したのちにコース解説へと進みます。

アクセス

今回はスタート・ゴールをJR「逗子駅」としていますが、半島の東側はJR・京急共に駅がコース上に多くあるため走力やスケジュールに合わせて選ぶことができます

主な駅は以下の通り

JR逗子駅・京急逗子葉山駅:逗子駅はJR横須賀線の駅、この駅終点の電車が多い。京急逗子線の終点である「逗子葉山」駅が隣接している。

横須賀駅:ここから出発する人も多い、駅の目の前には海が広がっている。海軍カレーやネイビーバーガーなどグルメも集まっている。

浦賀駅:京急本線の終着駅、ここも海がすぐそばの駅。観音崎灯台が近い。

三崎口駅:半島の先まで行ける、京急久里浜線の終着駅。

一周の定義は?

厳密には円を描くコースを走って一周とするのが自然ですが、内陸を走らず横須賀から海沿いを走る道をもって「一周」とする方も多いです。

逗子から横須賀側までの内陸区間は約3kmほど。緩い坂を上りますが、30分ほどで走れるので余裕がある方はチャレンジするのもおすすめですよ!

ヒルクライムスポット

このコースは海岸線を走るものの、細かなアップダウンがコース全体にあります。

激坂は少ないですが、有名な坂として亜美ちゃん坂が39.2km地点にあります。

・亜美ちゃん坂 距離:0.81km 平均勾配:3.3% 獲得標高:31m stravaで確認する

また53km地点付近が今回の最高標高地点になります。

他にも今回のルートからは外れますが、ヒルクライムスポットとして有名な湘南国際村にも71km地点の交差点を曲がるとアクセスできます。

ショートカット

今回のコースはなるべく海岸線をなぞるように走るルートに設定しているため、場所によってはショートカットして走行距離を短縮できる箇所があります。

景色のよい場所や飲食店はスルーしてしまいますが、距離と時間を大幅に短縮できるため時間に追われている時などには便利です。

クリックして展開

ショートカット①

約35km地点にある「三浦海岸」交差点から城ヶ島方面へ行かずに内陸を通るルート。

まぐろや海鮮丼屋さんの多くある三浦市街には行けませんが、三崎口駅まで最短で行けます。また距離も15.4km短縮できます。

ショートカット②

こちらも三浦市街へ行かずに三崎口駅に直行するルート。

距離は4.1km短縮でき、また海岸線に降りないため坂の登りがとても楽になります

青線:今回のルート 赤線:短縮コース

ショートカット③

57.6km地点の「ソレイユの丘入口」交差点を曲がらずに、直進するルート。

距離の短縮は4.3km。ソレイユの丘や荒崎海岸には寄れませんが、代わりに「すかなごっそ」という軽食も販売している市場に立ち寄れます。

青線:今回のルート 赤線:短縮コース

ショートカット④

66km地点で佐島方面に行かず直進するルート。

距離の短縮は2km。ショートカットコースの国道134号は交通量がとても多く、反対に佐島方面は車も少なく景色もよいため、ここは海岸線コースがオススメ。

青線:今回のルート 赤線:短縮コース

ご当地グルメ

三浦半島にはご当地グルメやカフェが多くあり、グルメ巡りライドにもピッタリの場所です!

横須賀には有名な海軍カレーの他に、米国海軍発祥の「ネイビーバーガー」のお店が立ち並んでいます。またご当地B級グルメとして「ポテチパン」もあります!

半島の先端の三浦市街や城ヶ島では有名なマグロや海鮮丼などの海鮮グルメを、また半島西側の葉山や逗子には人気のカフェが多くあります。

横須賀駅周辺のお店には駐輪場が無いことが多いので要注意です。

マイルストーン

三浦半島はサイクリストを誘致するために半島に属する4市1町が連携して「自転車半島宣言」というのが行われており、その一環として「マイルストーン」という記念撮影用の像が設置されています。

この像は合わせて8か所に設置されています。今回のコース上では5か所、湘南国際村に立ち寄ると6か所巡ることができます。

また少々離れますが、鎌倉方面にも2か所あるため時間に余裕のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

補給ポイント

道中はコンビニや自販機・飲食店が多くあるため補給には困りません。

 注意点

交通量

今回のコースは全体を通じて交通量のとても多いルートを通ります。

特に横須賀市街半島西側は交通量が多いと(個人的に)感じます。

特に74km地点から先の葉山市街は道がとても細く、またバスも通り前に進めないことも多いです。

海沿いの道やカフェの多い場所からは離れますが、74km地点の葉山警察署で右折するのもおすすめです。

トンネル

このコースにはトンネルが多くあります。また交通量が多いことも多いので前後のライトは必ず付けるようにしましょう。

離脱ポイント

半島の東側には駅がたくさんあるためトラブルが起こっても離脱しやすいですが、反対に西側には鉄道が通っていません

西側にも自転車屋は何店舗かはありますが、万が一の時のために最低限パンク修理ができる装備は持って出かけるようにしましょう。

詳しく解説

上にも書いた通り今回はJR逗子駅をスタートし、右回りで1周して戻ってくるルートを紹介します。

逗子駅は横須賀線の途中にある駅ですが、この駅始発の電車が多いので帰りにグリーン席を使うのに便利です!またすぐそばには京急逗子線の終点「逗子葉山駅」もあります。

横須賀駅からスタートする方はこちらから▼

スタート~横須賀駅

それでは出発!駅を出たら交差点を直進し、Y字路を横須賀方面に左折します。

線路を超え、住宅街を直進します。それなりに交通量の多い道になります。

3.3km地点、「逗子インター入り口」交差点からは500mほどの登りがあります。斜度は5%に満たないので見た目よりはきつくないです。

頂上の先にはトンネル。この先からは横須賀市に入ります。

トンネルを抜けたら坂を下り、その先の国道との交差点を右折します。

この国道16号は交通量がトラックを含めとても多いので気を付けましょう!

交差点を曲がってから横須賀駅までの間にトンネルをいくつか通ります。

路肩も狭いため後方からの車に注意し、ライトも必ず点灯させるようにしましょう

最初のトンネルを抜けた先の「田浦町5丁目」交差点で今回は左折します

国道は直進(右方向)ですが、左方向に進むとトンネルを3か所パスできるため今回はこちらに進みます。(筆者は国道と狭いトンネルが苦手)

直進の方が距離は短く、また左方向に進んでも後でまた国道に戻り、トンネルを2回くぐる事になるのでここはお好みで選んで下さい。

左方向の道は先ほどの道とは違い静かな道、途中にはJR田浦駅の入り口があります。

道の途中には廃線の跡が現れます!この線路はJR横須賀線から米軍基地や倉庫群に伸びていた貨物線の跡になります。

この廃線跡で珍しいのはこの線路が交差している部分!ダイヤモンドクロッシングという名前で、全国的に見てもなかなか見ることのできない構造なのだそうです。

廃線の先には小さいトンネル(この中で貨物列車がスイッチバックしていたようです)

トンネルを抜けた先で、フェンス越しに米軍の海軍基地が見えました!

国道との交差点で左折し、ふたたび国道を走ります。

この先で2回トンネルをくぐります。歩道は自転車走行可能なので、不安な方や低速で走る方は歩道を走ると安全です。

桜の彫刻がきれいな「横須賀隧道」の手前で左折し、踏切を渡ります。

この先の国道も自転車の走行は禁止されていませんが、車道のみの狭い高架橋に出るため、左折するのがおすすめです。(トンネル内の歩道は自転車走行禁止です)

9km地点で横須賀駅に到着しました!

横須賀駅~観音崎灯台

横須賀駅前は歩道がとても広いので輪行の荷ほどきがとてもしやすいです。

ここから海沿いを走って逗子駅を目指す方は約70kmの道のりになります。

駅の前にいるのは横須賀海軍カレーの公式キャラクター「スカレー」くん!手に持っているカレーが意外に精巧に作られているので面白いですよ。

駅の目の前は「ヴェルニー公園」という、海と海上基地を見渡せる広場になっています。

公園からは自衛隊の船がよく見えます。他ではなかなか見られない潜水艦も停まっています!

また公園内には1921年建造の戦艦「陸奥」の主砲と砲弾が展示されています。砲弾大きい!

公園の先には操舵輪型の自転車スタンドがあり、自転車と撮影ができるようになっています。

公園を後にして出発しましょう!車道に出ると国道と、高速道路からの合流があるので気を付けて走りましょう。

高速道路との合流の際、一般道を走ると3車線の一番右の車線に出てしまいます。

自転車で走る場合少々危険なので、急ぎでない場合は自転車走行可能な歩道を徐行するのが安全です。

横須賀市街は走りやすい2車線道路。

ネイビーバーガーで有名なお店「ハニービー」
バーガーはボリューミー!店名の通りハチミツを付けるとまた違う味になりとても美味しい!

横須賀駅から1kmほど走った所の「汐入駅」「横須賀中央駅」周辺は商店街になっており、ネイビーバーガーや海軍カレーのお店が立ち並んでいます!

今回は「三笠公園」という場所に寄り道するため、「三笠公園入口」交差点で左折します。

約11km地点で「三笠公園」に着きました!

ここでは東条英機を模したサイクルスタンドで記念撮影することができました。

公園内は自転車の乗り入れ禁止(スタンドまではOK)なので、見学の際はそばにあるサイクルラックに駐車しましょう。

背後にあるのは1904年に竣工した戦艦「三笠」です。煙突やマストを除いた部分は当時のまま保存されています。

艦内は大人600円(2024年7月現在)で見学することができます。

また公園のそばからは東京湾に浮かぶ「猿島」を見ることができます!

三笠公園のそばにある「横須賀ポートマーケット」はかつての冷凍倉庫を改装した、飲食店などが集まる施設です。先ほど紹介したネイビーバーガー屋「ハニービー」や、三浦で有名なプリン「マーロウ」や海鮮丼屋さんなどご当地グルメが楽しめる場所になっています!

引き続き国道を走っていきます。

出発から14.5kmで「馬堀海岸」沿いに出ます。ヤシの木が生えていて南国の雰囲気たっぷりの道です!また1.5kmにわたる直線の道なので走っていてとても気持ちが良いです。

体感このあたりから交通量が少なくなってくるように感じます。

馬堀海岸の道沿いには遊歩道があり、海をバックに撮影することができます。

遊歩道内は走行禁止なので、押し歩きをしましょう。

堤防からは東京湾と、対岸の千葉県の工業地帯が望めます。

海岸沿いには「うみかぜ画廊」という、地元の学生などが制作した絵画の展示も行われていました。

遠くには、知る人ぞ知る「第二海堡」が見えます!

馬堀海岸を過ぎると1kmほどアップダウンがあります。勾配は最大でも5%前後なのできつい坂ではないです。

頂上から坂を上ると、ふたたび(短い)坂が現れます。

トンネルを抜けると…

観音埼灯台への入り口があります!

ここから看板の先へ坂を(歩いて)上っていくと、観音崎灯台に着きます!

この灯台の初代は日本初の洋式灯台として建てられたもので、現在あるのは1925年に建てられた3代目になります。

トンネルを抜けた先で観音崎灯台に行くルートは二つあり、この坂を上るルート(A)が一番近いです。

少し進んだところから行くルート(B)は少し遠回りですが、東京湾と磯の岩場の風景を楽しめるのでこちらもおすすめです!(ただし階段を上ることになります)

クリックして展開

先ほどの入り口から少し坂を下ったところに、もう一つの入り口があります。

手掘りのトンネルを進むと…

海沿いの遊歩道の先に、目的地の灯台が見えます!

海の向こうには千葉県の房総半島が間近に見えます。ここ観音埼は東京湾で一番狭い場所で、対岸まではわずか6kmほどしかないそうです!

ここまで狭いと、普段見ないような大型船も頻繁に通過していきます。

遊歩道のそばには「観音崎水中聴測所」という、戦時中に敵の潜水艦の音を観測するための施設が残されていました。

岩場には地層がはっきり出ている岩がごろごろしています。これなんか角煮にしか見えなかった。

遊歩道の途中にある階段から上がると灯台にたどり着きます。灯台は高さ40mの崖の上に建っているので頑張って自転車を担いで登りましょう!

観音崎灯台~三崎港(城ヶ島)

観音崎灯台を後にして、次は海鮮丼で人気の三浦市街を目指します。ここから三浦市街地までは約26kmほどの距離です!

灯台のすぐ近くには「マイルストーン」が設置されていました。

その下には「たたら浜」という小さな海岸がありました、きれいな海!

進んだ先にある「観音崎大橋」交差点を左折、その先の「鴨居港」でも今回は左折します。

「鴨居港」交差点は右折した方が早いですが、今回は寄り道をするため左折しました。

海沿いの道を進みます、裏道なので車は少なめ。

道中には昆布(?)が天日干しされていました!

裏道を進んでいくと…

これが今回の寄り道スポット「浦賀の渡し」です!

ここでは小型船にのって湾の反対側まで行くことができます。料金は大人400円プラス自転車が50円(2024年7月現在)

船が湾の反対側に居る場合(目視で確認できる)ボタンを押すことで呼び出すことができます。

乗り場のそばにはカフェもありました。

乗船時間は5分ほど。正直港を回り道して走った方が早いですが、自転車片手に船に乗るなんてなかなか出来ないので乗ってみると面白いですよ!

奥に見えるのはJERA横須賀火力発電所

海を横目に走っていきます。

28km地点で見えたのは東京湾フェリーの乗り場。ここから東京湾の反対側に渡り、ぐるっと走って帰ってくる「東京湾一周(ワンイチ)」もサイクリングに人気のコースですよ!

細かいアップダウンを挟みながら走ると…

オーシャンビューの道が広がっていました!これから走るコースが、10km先まで見渡せます。

海岸線には水仙の花畑がありました。

「野比」交差点で左折します(下の「尻こすり坂」が気になる笑)

三浦海岸沿いの道を進んでいきます。

マクドナルドが目印の「三浦海岸」交差点を左折します。

ここを直進すると、三浦市街へ向かわずに「三崎口」駅へと直進するショートカットコースに向かいます。

左折してからは交通量はぐっと少なくなります。

39km地点で有名な「亜美ちゃん坂」が始まります!(名前はろんぐらいだぁす!の主人公から)

死角から急に現れる(少し手前からは見えてる)ので、気を付けていないと心の準備がないまま坂がスタートします。

・距離:0.81km  ・平均勾配:3.3%  ・獲得標高:31m stravaで確認する

Stravaの情報だと平均勾配は3.3%ですが、手元のサイコンでは最大斜度は12%まで上がりました。

そこそこ激坂ですが、距離は約800mなので一気に駆け上がりましょう!

頂上には軽食も販売している「商店松輪」があります!お店の裏には海と広々とした畑のきれいな景色が広がっていました。

坂を下り、海岸線まで出ると小さな干潟がありました。

その先には再びヒルクライムスポットが見えます!頂上は奥に見える風車です。

・距離:0.31km  ・平均勾配:4.6%  ・獲得標高:13m stravaで確認する

遠くから見ると凄そうな坂に見えますが、実際は最大斜度も7%ほどの坂なので意外と楽勝です。

頂上の風車は2基設置されており、根元まで行くことができます!

風車のたもとは休憩ができる公園になっており、ここにマイルストーン「マグロと大根」がありました!

三浦市街を目指して進みます!

この橋を渡った所を右折して、坂を下った所にも美味しいマグロ丼を出すお店がありますよ!

約46kmの交差点で「三浦市街」方面(今回のコース)に行く方は左方向(直進)、「城ヶ島・三崎口駅」方面に行く方は右折します。

せっかくここまで来たので、三浦の南に浮かぶ離島「城ヶ島」に向かうのもおすすめです!

城ヶ島では眺めの素晴らしい「安房埼灯台」のある城ヶ島公園がある他、海鮮丼屋さんなどが並ぶ商店街でランチを楽しむことができます!

クリックで展開

城ヶ島に向かうには、先ほどの交差点を右折し、そのすぐ先の交差点を左折します。

交差点の先にある「城ヶ島大橋」は本州と島を結ぶ橋。高さは23.5mもあるため、橋の上はとても見晴らしが良いです!

渡り切ったところの交差点で、城ヶ島公園方面に行く方は右折、商店街に行く人は直進します。今回は先に公園へ向かいます!

若干の坂を上ったら…

城ヶ島公園に着きました!鳥のオブジェは、城ヶ島に生息するウミウの1/2サイズ模型です。公園内は自転車乗り入れ禁止なので、そばにあるサイクルラックに停めましょう。

公園は意外と広く、灯台まで400mほど歩くのでクリートカバーは必須です

しばし公園を歩くと、芝生の広がるエリアに着きました。暖かい日にここで寝転がったら気持ちが良いんだろうな~と思いました!

一か所こんもりしているところが鋸山です

遠くには先ほど走ってきた道と風車が、また千葉県側には鋸山がうっすらと見えました。

またその先に歩くと、断崖絶壁とともに太平洋が見えました、地平線が丸く見える!

その先には安房埼(あわさき)灯台が建っていました。この灯台は2代目の物で、特産品の三浦大根をモチーフにデザインされたそうです!

景色の美しい公園を後にし、お昼を食べに商店街へ向かいます!

交番も灯台の形!

城ヶ島の西の端まで進むと、海鮮丼や三浦名物のマグロ料理が食べられるお店が所狭しと並んでいるエリアがあります。

今回選んだのはこちらの「しぶき亭」さん、サイクルラック完備のお店でした。

今回頼んだのはシンプルにマグロ丼、脂が乗った漬けマグロがたっぷり乗っかっていてとても美味しい!さらにサイクリストにはもう一品(今回はマグロカツ)付いてくるとても嬉しいサービスもありました。

お昼時を過ぎた時間に行きましたが、それでもお客さんがたくさん入っている人気店なので時間をずらして行くのがおすすめです。

三浦市街に行く方は交差点を直進し、海辺まで降りていきます。

突き当りを右折すると、漁港の風景になりました。

港町特有ののんびりした空気の町を進んでいくと…

47.5km地点で「うらりマルシェ」という施設に着きました!

マグロコロッケ!
マグロとろ角煮串!

ここは海鮮の市場や遊覧船の発着場など、三浦を楽しむ施設が集結している場所です。

市場の中には軽食を販売しているお店もあり、海を眺めながらマグログルメを食べることができる休憩にぴったりな施設になっています!(駐輪場は建物の奥にある駐車場のそばにあります)

ここ三崎港は日本で有数のマグロの水揚げ量を誇るマグロの町であり、周辺には海鮮丼の有名店が数多くあります。ちょうどコースの半分ほどの場所にあるため、ここでお昼休憩をするのがおすすめですよ!

三崎港~

三崎港を抜け、ここからは半島を北上するルートを走っていきます。

49km地点(うらりマルシェから1.5km)から登り区間が始まります。

海抜0m地点からアップダウンを繰り返しながら、このコース上の最大標高地点までじわじわ登っていきます。

この「尾上町」交差点を左折すると、とても眺めの良い「諸磯崎灯台」に立ち寄ることができます。途中藪道を進むなど自転車では行きにくい場所ですが、気持ちの良いおすすめスポットです。

クリックして展開

急坂を200mほど登り、住宅街を下っていきます

だんだんと道が細くなっていき、最後は藪の砂利道を抜けると…

諸磯崎灯台に着きました!

付近は磯になっており、浅瀬に魚がたくさん泳いでいました。

ここはアクセスが悪いこともあって人もほとんど来ない、気持ちの良い景色を独り占めできるいいスポットです。

ヨットハーバーや油壷湾を横目に登っていきます。

突き当りの丁字路を右折します。(左折すると油壷方面に向かいます)

Y字路を右に曲がります。

このY字路は左に進む方が最短距離ですが、右に進むよりも斜度のあるコースになります。

青線:今回のルート  赤線:住宅街ルート

遠くには伊豆大島が見えます!

先の見えない細い道を(交通量もそこそこある)登ることになりますが、途中に眺めの良い箇所もあります!

右に進んだ方は県道に合流したら左折します。ここから交通量が多くなるため、後方に注意しましょう。

登坂区間が終わり、坂を下っていくと…

背後にはかつて延長計画があった名残

京急久里浜線の終着駅「三崎口」駅に着きました!逗子駅から55km地点、横須賀駅から46km地点になります。

逗子駅を目指す方は先に進みましょう(残り25km)

約58kmにある「ソレイユの丘」交差点で左折します。

ここで左折すると「ソレイユの丘」や、マイルストーンのある「荒崎海岸」に向かうことができます。

直進すると「すかなごっそ」という軽食も販売している市場に立ち寄ることができ、また距離も4.2kmほど短縮できます。

500mほど坂を上ると…

ソレイユの丘に着きました!ここは入園料が無料の施設で、軽食を食べたり花畑を散策することができます。

花畑が広い!

トンビの数もすごい!軽食を買った方は上空に気を付けてください。

ソレイユの丘を出て、市街地の坂を下ります。丁字路に着いたら、先に進む方は、荒崎海岸に向かう方はに進みましょう。

荒崎海岸にはマイルストーンが設置されています。

荒崎海岸(荒崎公園)に着いたら、サイクルラックに自転車を止め砂利道を歩きます。

この先は坂や岩場を歩くためクリートカバーは必須です。

坂を上がると、マイルストーン「タカアシガニ」が設置されています!相模湾の深海に生息しているそうです。

その先には名前の通り荒々しい岩場がありました。

海岸線沿いに走り、先ほどの県道に戻ります。

陸上自衛隊の基地沿いに県道を北上していきます。

66km地点「佐島入口」交差点で左折します。

今回は交通量の多い県道から逸れるためと、佐島を見に行くために左折をします。直進の方が2km短いルートになります。

トンネルを抜けると、ヨットが設置されていました!

笠島
天神島

しばらく走ると、天神島と笠島が見えてきました。

天神島には自然教育園があり、島の自然を感じながらぐるっと一周することができるそうです。

遠くには江の島が見えてきました!

海沿いの道から交差点を曲がり、ふたたび県道を走ります。

約71km地点には名勝地「秋谷の立石」へ向かう道があります。

ここは「かながわの景勝50選」に選ばれている場所で、歌川広重の浮世絵にも登場します。

海から突き出た岩と松の生えた「梵天の鼻」、海岸線が美しい場所です。空気の澄んだ日には富士山も見えるようですよ!

背後には「秋谷海岸」が広がっています!

秋谷の立石のそばにはビーカー入りのプリンで有名な「MARLOWE」がありました!ここは売店のほかにレストランも営業しているため、食事も楽しめる店舗になっています。

マーロウのすぐ先には行くと、ヒルクライムの練習スポットで有名な「湘南国際村」へ向かうトンネルとの交差点があります。

こちら側から登れるのは湘南国際村ヒルクライムの裏ルートになりますが、眺めの良い坂なのでこちらも併せて走るのもおすすめですよ!

逗子を目指す方は直進しましょう。

時折海を横目に見ながら、狭い道を走ります。

「長者ヶ崎」交差点と葉山町の看板が見えたら、今回のコースで最後のマイルストーンに着きました。

ここのマイルストーンはヨットをイメージしたものでした!

74km地点で葉山警察署の交差点まで来ました。

今回のルートはここを直進しますが、この先は道が狭くなる上に交通量がとても多くなるため、この先に目的地がない方はここを右折するルートがおすすめです。

青線:今回のルート  赤線:渋滞回避ルート

特に上の地図の注意マーク「渚橋」交差点の手前は日によっては自転車も進めないほどの渋滞になります。

内陸を走るルートの方がアップダウンはありますが、800mほど短いルートになります。(トンネルが2か所あります)

海を横目に、路肩の狭い道を進みます。

途中には小さな漁港がありました。海が見えるのはこのあたりが最後になります。

狭~~い道(路線バスも通る)を走っていくと…

葉山マリーナに着きました!ここはヨットなどのマリンスポーツを楽しむ方の施設になりますが、レストランやジェラート屋、さきほど紹介したプリンで有名なマーロウも入っているため休憩にも利用できます!

この先「渚橋」交差点までは、日によっては渋滞で前に進めないこともある渋滞ポイントになります。

交差点を渡ったら「田越橋」交差点を左折し、「逗子葉山」交差点を右折します。(直進しても逗子駅に向かいます)

曲がった先には京急逗子線の終着駅「逗子・葉山駅」に着きました。駅舎が珍しい形!

近くには鶴岡八幡宮ならぬ「亀岡八幡宮」がありました。

そのまま走ると、スタート地点のJR逗子駅に戻ってきました。お疲れさまでした!

寄り道

残りのマイルストーン

撮影スポットであるマイルストーンは今回のルート上の他に、鎌倉方面に2か所存在します。

逗子駅から一番離れる由比ガ浜のマイルストーンまでもゴール地点から5kmほどなので、全ヶ所制覇するのもおすすめです!

おまけ

グリーン車にロードバイクは収まるのか?

今回のゴール地点であるJR逗子駅は当駅始発の電車が多く出ており、グリーン車を使う上でもとても便利な駅になっています!

逗子駅からグリーン車を使う人はそこまで多くなく、上り電車の次の駅の「鎌倉駅」からは溢れんばかりの観光客が乗車するためグリーン車に乗るのはとてもおすすめです!

その時気になるのは「グリーン車に輪行状態のロードバイクが収まるのか?」ということだと思いますので実際に試してみました。

ロードバイクのサイズ:55
輪行袋のタイプ:縦型

今回乗車したのはグリーン車の二階建て構造部分の席ではなく、普通車と同じ1階建て構造部分の最後尾席。後ろの格納テーブルがあり少し入れにくいですが、難なく入れることができました!

今回は縦型の輪行袋で試しましたが、55サイズと少し大きめの自転車でも奥行には余裕がありました。ただし横型の輪行袋の場合は、サイズによってはギリギリかもしれません。

窓側のみ倒した状態
窓側席は倒していない状態

そして気になるのはリクライニングは可能なのかということ。窓側はわずかにしか倒せませんが、通路側はそれなりに倒すことが可能です!

隣にだれか座ってきても文句は言われないくらいにはリクライニングできますが、途中駅で降りるときには一旦座席を起こしてもらわないと自転車を出すことはできませんでした。

今回乗車したのは湘南新宿ラインのE231系車両のグリーン車になります。他のタイプの車両や、横須賀線の車両でも同様とは限らないことをご了承ください。

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