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こんにちは、筆者のParaibaです。
この記事は東京都にある「多摩湖自転車道」をロードバイクで走るポイントをまとめたページです。
中央線の武蔵境駅近くから多摩湖方面にまっすぐ進むこのコース。都内の住宅街とは思えないほど走りやすく整備された道を抜け、後半は湖を一周する約20㎞のこの道はポタリングにぴったりです。
街中を走るため信号や歩行者の多い道になります。基本情報や注意点・見どころをまとめたのでぜひライドの参考にご活用ください。

この記事の情報は上記の更新日時時点のものであるため、実際に行かれる際は最新の道路情報・日没時刻等をお調べの上でのライドをお願いします。
基本情報
後述する「詳しく解説」のエリアごとに色を分けています
走行距離 | 22.6km(直線区間は10kmほど) |
獲得標高 | 176m |
予想タイム | 2時間半(平均速度20kmと仮定) |
- 綺麗に整備されたサイクリングロードでポタリングにぴったり
- 小平ふるさと村・巨大ポストなど見どころ満載!
- 後半の多摩湖は自然たっぷりの中を走る12kmの周回コース
- 道狭め・人多めなのでトレーニングには不向き
この先はアクセスや補給ポイントなどの基本情報・注意点を説明したのちにコース解説へと進みます。
アクセス
- 起点「関前5丁目交差点」まで
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中央線「武蔵境駅」から1.5km Google Mapでルート確認
または西武新宿線「田無駅」から約2km Google Mapでルート確認 - 終点の多摩湖湖畔から
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最寄り駅は西武多摩湖線「武蔵大和駅」ですが、乗り換えを考えると西武新宿線「東村山駅」がおすすめ
東村山駅までのルート GoogleMapでルート確認
補給ポイント
道中はコンビニやカフェ等が充実しているので補給には困りません。
多摩湖湖畔にはコンビニが1か所あるものの、その他は気軽に立ち寄れるお店はあまり無いので注意してください。
道路状況
起点からの直線区間はきれいに舗装されており通行に問題はありません。
多摩湖周回道路も比較的きれいなものの、舗装が荒れていたり苔が生えている所もあるので注意が必要です。
温泉施設
起点から2km地点に「おふろの王様 花小金井店」があります。
また多摩湖周回コースでは「村山温泉 かたくりの湯」が近くにあります。(※令和7年まで閉館中)
名称
このコースの正式名称は「東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線」と言います。通称は「多摩湖自転車歩行者道」や「水道道路」などと呼ばれていますが、このページでは「多摩湖自転車道」で統一します。
注意点

このコースは自転車道と呼ばれていますが、住宅街の中を通るため歩行者も多く利用する道路になります。
地元の方の生活道路やランニングのコース・一部では通学路に利用されているため、河川敷のように集団での練習やトレーニングには向かないコースになっています。信号や車止めが多く設置されているためポタリングの範囲で利用するようにしましょう。
また多摩湖を周回する区間も見通しの悪いカーブが続き、ランニングで利用する方も多いため速度の出しすぎには注意しましょう。
詳しく解説
スタート~小平ふるさと村(4.2km地点)


このコースは中央線「武蔵境駅」から1.5km北に進んだところにある「関前五丁目交差点」からスタートします。
ここから多摩湖のある10km先まで一直線に進みます。


道中には起点からの距離を示す石板があるためサイクルコンピュータが無くてもサイクリングがし易いです。
この道路は通称「水道道路」と呼ばれているように、多摩湖から伸びる上水道の上に道が作られています。
そのことを示す石碑が道中に5か所設置されているので、それらを探すのも楽しみの一つです。


600m地点にはジェットエンジンを模した像がありました。ここにはかつて航空機のエンジンを製造していたIHIの工場があり、戦後の航空産業の礎になった証として公園が整備されているようです。
この公園の近くにセブンイレブンがあります。

道中にはお手洗いの場所などの案内板が設置されています。


途中に土手が現れました(土手が残されている経緯は分かりませんでした)
自転車道と歩道が分かれている箇所も多いですが、道幅はそこまで広くはないです。


2.0km地点にある「おふろの王様 花小金井店」には屋外にランナー用のロッカーが設置されています。
公式HPには書かれていませんが、受付でスポーツ利用の旨を話すと一回100円でロッカーが利用できるようです(温泉の利用が前提ですよ!)ここで荷物を預けてサイクリングをし、帰ってきたら温泉に入って帰るというのも良いですね
そのすぐ先にはファミリーマートがあります。


約3kmで花小金井駅に着きました、ここから西武新宿線と並行して走ります。

この日は7月の暑い日でしたが、木陰を走るこの道は涼しくて気持ちが良かったです。


4.2km地点で「小平ふるさと村」に着きました。ここは江戸時代から明治以降までの建物を移築・保存している施設で、無料で見学することが出来ます。
施設内はクリートでも歩けそうな柔らかい舗装がされていました。サイクルラックが設置されていたり、休日には軽食の販売の出店もあったので休憩に訪れてみてはいかがでしょうか。
小平ふるさと村~多摩湖湖畔(10.8km地点)


小平ふるさと村のそばには「あじさい公園」がありました。名前の通り梅雨の時期には約1,500株のあじさいが咲き彩るようです。公園内には小川が流れており、ここではホタルの保全活動が行われていました。

小平駅前ではいったん自転車道が切れ一般道に出ます、自転車マークの上をそのまままっすぐ進めば自転車道に戻ります。


小平駅前で少し道を外れたところに日本一大きな丸ポストがありました。
名前は「日本一丸ポスト」と言い、高さは土台含め2m77cmもあります。身長より大きなポストですが実際に使われているようです。


駅前を過ぎると自転車道が復活します。駐輪場の前は少し人通りが多くなります。

7.7km地点の八坂駅付近で府中街道を越える歩道橋が現れます、左に進みましょう。


10km地点で直線区間は終わり、湖への登坂区間に入ります。 Stravaで確認
長さ600m・平均勾配3.6%なので初心者でも登ることが出来ます。車道は路肩がほぼ無いので歩道を走ることがおすすめです(自転車道の一部なのでそのまま走行可能です)

坂を登り、右手にある公園に入ると多摩湖の堤体の上に着きます。
多摩湖周回道路~ゴール(22.6km)

多摩湖の堤体の上に出ました。この堤体は長さが500mほどあり、都内まで見渡せる眺めの良い場所なので散歩客も多いです。
ここが周回コースで一番景色の良い場所なのでぜひ写真を撮りましょう。


この多摩湖は正式名称を「村山貯水池」と言い、中央にあるもう一つの堤体を隔てて「上貯水池」と「下貯水池」の2つの湖に分かれています。ここの水が先ほど走ってきた道の下を通り浄水場に運ばれていきます。
中央の堤体の上は道になっており、周回コースのショートカットもできます。

周回コースは時計回り・反時計回りのどちらにも走れますが今回は反時計回りに進みます。
ここからは湖面から離れて緑の中を進んで行きます。
周回コースの距離は12kmです。ランニング客も多いのでスピードの出しすぎに注意しましょう。


14km地点で西武ドームに着きました、ちなみにこの道路の向こう側は埼玉県になります。(こちら側は東京都)

西武球場を過ぎると上下の貯水湖を隔てる堤体に着きます。
ここで堤体の上を渡るとショートカットが出来ます、その場合の周回コースの距離は約7kmです。


15km地点の交差点で右折すると「狭山湖」に行くことが出来ます。


多摩湖より人通りが少ないのでのんびり休憩することが出来ます。
なお多摩湖とは違い周回できる道路はありません。


しばらく車道と並行する道になります。この辺りは木陰が多いからか苔むしている場所が多いので転倒に気をつけてください。
周回コースのスタートからちょうど反対側、16km地点で車道と分かれ左に進みます。
後述する「村山温泉 かたくりの湯」や「横田トンネル」に行くには車道側の坂を下りましょう。


自転車道と並行して車道がスタート地点まで続きますが、車道は路面状況がとても悪くガタガタなので自転車道をそのまま進むのがおすすめです。


19.5km地点で橋に続く分かれ道に出るので左に進みましょう。(右に進むと遠回りになります)
この橋を渡り3kmほど進むと先ほど来た公園に戻りゴールになります。
帰路・寄り道など
帰路
引き返して帰る
多摩湖から来た道を戻りスタート地点に帰ると総距離33kmになります。
帰宅時間帯には人通りが多くなるので走行には注意しましょう。
多摩湖の最寄り駅に向かう
ゴール地点の最寄り駅は西武多摩湖線の「武蔵大和駅」になりますが、乗り換えが多くなるので4km先の西武新宿駅「東村山駅」または「所沢駅」がおすすめです。 GoogleMapでルート確認
また中央線の「立川駅」や「国立駅」にも10km前後で向かうこともできます。
寄り道スポット
村山温泉 かたくりの湯(※令和7年まで閉館中)
多摩湖周回コースの西端の分かれ道を右に進み坂を下りたところには温泉施設があります。
温泉の他、食事のみの利用もできるため寄ってみてはいかがでしょうか。
横田トンネル自転車道

先ほどの村山温泉の少し先には「横田トンネル」というトンネルがあります。
このトンネルは「野山北公園自転車道」の一部で、かつて多摩湖を建造する際に使われた軽便鉄道の施設のようです。
このトンネルも併せて合計4つ(と廃トンネルが2つ)あります、奥まで進んでも多摩湖には戻れないのですが探検してみると面白いですよ。
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